2011/04/06

韓氏意拳とは?

韓氏意拳成立
韓星橋が伝えた意拳の内容を整理、体系化し、韓競辰が創始した。
拳という形式を通して自身に備わる自然を表現し、それにより自身を知り、自然を感受する。その学びは自身の既知を離れ、真を求める試みを必要とし、単なる闘争技術と異なる新しい「拳学」を提唱している。

韓氏意拳の学理 
意拳は王郷斎先師が1930年代に創始されたもので、それから70数年経過した今尚発展を続けています。しかしその内容は知る事と実行することに大きな相違があり、また社会的要素と個人的要素の相違などから客観的にはすでにその原点とは風格が大きく異なる多くの体系を形成しました。韓星橋先師は王郷斎先師に16年間学び、意拳の原点の姿とその発展、変遷を目撃されてきました。韓競辰導師は父である韓星橋先師より伝えられた意拳の学理と、その志を守り、原始の意拳の訓練方法と、原始の意拳の学術基礎の上に、科学的な検証手段を応用して伝統の学理を簡明に整理し、伝統意拳の繁雑でわかりにくかった部分を、理解し易いように整理しました。そしてその体系の実用性、システムを合理化し、現在の体系に至ります。

韓氏意拳の教学の風格 
王郷斎先師の言葉であり、意拳の精髄であるといえる二つの誤りに対する指摘、すなわち「一用力便是錯(少しでも力を用いれば誤りである)」「一具体便是錯(少しでも具体的になれば誤りである)」に注目します。韓氏意拳の学術システムはすべてこの核心の学理をめぐって展開します。この二つの誤りの指摘は、原始意拳の行為の規範でもありました。

韓氏意拳の目的
一、学術、学理の科学的で詳細な解説
二、原始意拳の訓練行為の保存とその実践と実証
三、感知が第一で認知が第二であるという新しい学風の提唱

意拳の学理と意拳の訓練の経緯を公にして、科学的な検証手段を応用し、それにより分かりやすく学びやすいものとします。意拳が持つ学術、学理を全ての武術を学習する人々共通の財産として提供します。武術の愛好者が共に研究し、共に発展向上していくことを切望します。

韓氏意拳教学体系
一、
技撃1・初級教程 
  2・中級教程
養生


韓氏意拳宗師韓競辰
韓星橋の四男。幼い頃から父韓星橋より指導を受ける。後年、父に指導活動を託されるが、その中で韓家に伝わる意拳の豊富で複雑な内容を、自身の体験をふまえ、整理、体系付けて韓氏意拳を創始した。現在は国際韓氏意拳学会会長として、中国、日本、ハワイなどを中心にそれを伝えている。



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